湯船は最高のセルフケア習慣
八千代市の はりきゅうマッサージ治療院 DIKKA~ディッカ~ です。
「疲れがなかなか取れない」、「冷えやすい」、「施術を受けた直後は楽なのにすぐ元に戻ってしまう」、このようなお悩みを抱えて来院される方が少なくありません。
その際に、施術とあわせてお伝えしているセルフケアの一つが「湯船に浸かる習慣」です。
「忙しくてシャワーだけ」、「湯船は面倒で…」という声も多いのですが、実は湯船に入ることは鍼灸やマッサージの考え方と非常に相性が良く、身体を回復しやすい状態へ導く重要な生活習慣でもあります。
実際に家でできるセルフケアで一つだけと言われた時に、私は「10分で良いので40℃くらいの湯船にできるだけ毎日入ってください」と患者様にお伝えすることが多いです。
今回は鍼灸・マッサージの専門的な視点から、湯船に入ることで体に起こる変化や、その本当のメリットについてわかりやすく解説していきます。

鍼灸・マッサージの視点から考える「湯船に入る本当のメリット」
シャワーだけでは得られない湯船の効果は、血流・神経・筋肉・リンパといった身体の基本機能に深く関係しています。
① 血流改善は「施術効果の土台」
鍼灸やマッサージの目的の一つは、局所および全身の血流を改善することです。
血流が悪い状態では、
・筋肉が緊張しやすい
・疲労物質が溜まりやすい
・回復に必要な酸素や栄養が届きにくい
といった問題が起こります。
湯船に入ることで体温が上昇すると、末梢血管が拡張し、全身の循環が促進されます。
これは施術後に起こる血流変化を日常生活の中で再現している状態とも言えます。
特に慢性的な肩こりや腰痛の方は、筋肉そのものよりも「血流の悪さ」が症状を長引かせているケースも多く、湯船習慣は症状改善の土台になってくれます。
② 冷え性は「血流+自律神経」の問題
冷え性というと「血行不良」と思われがちですが、臨床では自律神経の乱れが関与していることが非常に多く見られます。
交感神経が過剰に働くと、
・血管が収縮する
・末端まで血液が届きにくくなる
・体温調節がうまくできなくなる
結果として、手足の冷え、内臓の冷えが起こります。
湯船に浸かることで副交感神経が優位になり、血管が自然に広がり、身体が温まれる状態に切り替わります。
これは鍼灸治療で自律神経を調整する際に起こる反応によく似ています。
③ 筋肉の緊張緩和と可動域の改善
慢性的なコリを持つ方の筋肉は、
・常に軽く力が入っている
・リラックスする感覚を忘れている
という状態になっています。
湯船に浸かることで筋温が上がると、
・筋紡錘の過剰な興奮が抑えられる
・筋肉の伸張性が高まる
・関節の可動域が広がりやすくなる
といった変化が起こります。
実際、入浴後の方がストレッチや体操が行いやすいと感じる方は多いですが、これは生理学的にも理にかなっています。
④ 水圧とリンパ循環への影響
湯船ではお湯の水圧が身体に均等にかかります。
この水圧は特に下半身の循環に大きな影響を与えます。
・足に溜まりやすい血液やリンパ液が心臓方向へ押し戻される
・むくみの軽減
・足の重だるさの改善
リンパの流れは筋肉の動きや呼吸によって促進されますが、水圧も立派なサポート要因になります。
施術でリンパの流れを整えても、日常生活で循環が悪ければ元に戻ってしまいます。
その意味でも湯船は施術効果を維持する重要な役割を担っています。
⑤ 東洋医学から見る「入浴」の意味
東洋医学では、身体を温めることは「気血の巡りを良くする基本」と考えます。
冷えは、
・気血の停滞
・痛みの慢性化
・内臓機能の低下
を引き起こす要因です。
湯船に入ることは外から陽気を補い、身体全体の巡りを整える養生法の一つと言えます。
特に夜の入浴は一日の緊張をリセットし、心身を陰の状態へ移行させる大切な時間です。
⑥ 施術効果を高める入浴のポイント
鍼灸・マッサージの効果を高めるためには、以下の点がおすすめです。
・施術当日は熱すぎないお湯(38~40℃)
・長湯は避け、10~15分程度
・入浴後は水分補給を忘れずに
・施術部位を強く揉んだりしない
「入浴 → 血流改善 → 回復しやすい状態」を作ることで、施術の効果をより実感しやすくなります。
まとめ:湯船は施術と日常をつなぐ大切な習慣
湯船に浸かることによる健康効果について、東京都市大学教授・早坂先生の調査が非常に興味深いです。
要約の記事はこちら
施術は身体が変わる「きっかけ」をつくるもの。
そして日常生活の過ごし方が、その変化を「定着」させていきます。
はりきゅうマッサージ治療院 DIKKA~ディッカ~では、
施術だけでなく、ご自宅でできるセルフケアや生活習慣のアドバイスも大切にしています。
「最近シャワーだけで済ませているな」と感じた方は、まずは週に数回、短時間でも構いません。
一日の終わりに湯船に浸かり、身体と心をゆるめる時間をつくってみてください。
その積み重ねが、疲れにくい・冷えにくい・回復しやすい身体へとつながっていきます。
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