私も罹患した「石灰沈着性腱板炎」
私が半年前に罹患した肩の疾患「石灰沈着性腱板炎」について、私の経験談を交えて書いてみようと思います。
今年の2月の出来事です。右肩が急に痛み出しました。
最初は筋トレでやらかしたのかと思っていたのですが、日に日に痛みが強くなっていき、少しでも動かすと激痛が走るようになっていきました。
最初に行った整形外科でレントゲンを撮っていただいたところ石灰は見当たらず、「キレイな関節ですよ」と言われたのですが、あまりの激痛で夜もなかなか眠れません。
やっと眠れてもトイレに行こうと体を動かすとやっぱり激痛。15分かけてなんとか体を起こすような状態のため、数日間は座った状態で寝ていました。
あまりに痛いので、腱板損傷を疑ってMRIがある別の整形外科を受診したところ、「念のためレントゲンを撮らせてください」と言われ、結果として石灰が見つかり、「石灰沈着性腱板炎」ということが判明しました。

「石灰沈着性腱板炎」とは
肩甲骨と上腕骨をつなぐ4つの筋肉(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)があり、これらの総称をローテーターカフ(回旋筋腱板)といいます。
ローテーターカフは、肩関節の安定性を保つ役割を担っています。ローテーターカフが正常に機能することで肩関節の運動がスムーズになります。そしてこのローテーターカフの付着部に石灰が蓄積し、その周囲が炎症を起こし肩に痛みが出る病気が「石灰沈着性腱板炎」です。
この中で石灰が溜まりやすいのは棘上筋の腱の付着部で約80%、それ以外では、棘下筋で約15%、肩甲下筋で約5%と言われています。
私の場合は肩甲下筋の付着部に石灰が溜まっていたそうで、非常に珍しいケースとのことでした。

主な症状
✅突然の激しい肩の痛み、動かすと激痛
✅安静時痛(じっとしていても痛い)
✅夜間痛(夜寝ているとき特に痛い)
✅急に痛くなるケースが多い
原因は?
✅肩の筋肉(腱)の付着部に、リン酸カルシウム結晶(石灰)が溜まって炎症を起こすのが原因
何故石灰が溜まるのかは不明ですが、腱の血流障害、加齢性変化、ホルモンの影響(女性に多い)が関与していると考えられています
治療方針
✅安静・冷却
✅消炎鎮痛薬(NSAIDs)
✅注射療法(ステロイド注射)
✅超音波ガイド下の吸引・穿刺(石灰除去)
保存療法が基本で、ほとんどのケースで軽快すると言われています。手術まで必要な重症例は稀です。
私の場合もステロイド注射で8割方痛みがなくなりました。
突然体に痛みやしびれが出現したら
肩に限らずではありますが、体に痛みやしびれなどの症状が出た場合、できれば最初に病院や整形外科を受診されることをお勧めします。
レントゲンやMRIなど画像診断で原因を特定できることが多いですし、場合によっては思ってもみなかった原因が見つかることもあるからです。
そのうえで骨や軟部組織などに器質的な損傷が無く、それでも痛みやしびれがある場合、私たちがお力になれる可能性が大いにあります。
私も自分が経験したからこそお答えできることもあるかと思いますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。
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