八千代市萱田のはりきゅうマッサージ治療院
DIKKA~ディッカ~
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五行論で考える8月の過ごし方

8月は体調を崩しやすい季節?

八千代市の はりきゅうマッサージ治療院 DIKKA~ディッカ~ です。

「夏バテがなかなか治らない」
「食欲が落ちている」
「体が重だるい」
「冷房で体が冷える」
このような症状を感じている方は少なくありません。実は東洋医学では、8月は単なる「夏」ではなく、夏から秋へ移り変わる非常に重要な時期と考えられています。
東洋医学の基本理論である五行論では、この時期は「土」のエネルギーから「金」のエネルギーへと少しずつ移行していきます。
この変化について知ることで、今の体調不良の理由や、季節に合わせたケアが見えてきます。

五行論とは?東洋医学の根幹をなす考え方

東洋医学には、「人も自然の一部である」という考えがあります。春になると草木が芽吹き、夏には勢いよく成長し、秋には実を結び、冬にはエネルギーを蓄える。私たちの身体も、この自然界のリズムと同じように変化すると考えられています。その変化を体系的にまとめたものが「五行論(ごぎょうろん)」です。

五行論では、自然界のすべてを

木(もく)
火(か)
土(ど)
金(ごん)
水(すい)

という5つの性質に分類します。ここでいう「行」とは、「動き」や「変化」を意味しています。つまり五行とは、5つの物質ではなく、自然界のエネルギーが絶えず循環し変化していく法則を表しています。

 

五行にはそれぞれ役割がある

五行は季節だけではなく、人体のさまざまな働きにも対応しています。
例えば、春になると活動的になり、夏は代謝が高まり、秋には乾燥し、冬には体がエネルギーを蓄えようとします。

東洋医学では、こうした季節の変化に身体を合わせて生活することが健康につながると考えています。

五行は互いに助け合いながら循環している「相生」

五行論で最も重要なのは、5つが独立して存在しているわけではないことです。それぞれがお互いを支えながら循環しており、これを「相生(そうせい)」と呼びます。
例えば、

木は燃えて火になる
火は燃え尽きて灰(土)になる
土の中から金属が生まれる
金属には朝露(水)が集まる
水は木を育てる

という自然界の流れを表しています。人体でも同じように、ある臓器が元気であることで次の臓器も元気になるという関係があります。
例えば十分な栄養(脾)が作られることで肺を養い、肺が全身へ気を巡らせることで腎も支えられます。健康とはこの循環がスムーズな状態なのです。

バランスが崩れると病気になる「相剋」

一方で、五行には抑制し合う関係もあります。これを「相剋(そうこく)」と呼びます。これは「悪い関係」ということではありません。
例えば、

木の根は土を張る
土は水をせき止める
水は火を消す
火は金属を溶かす
金属の斧は木を切る

というように、お互いが強くなりすぎないよう調節する働きです。
健康な身体でも、ある臓器だけが過剰にならないよう、この相剋関係によってバランスが保たれています。しかし、どこか一つが弱ったり強くなり過ぎたりするとこの調節機能が崩れます。

例えば、ストレスが続くと「肝(木)」の働きが過剰になり、本来コントロールされるはずの「脾(土)」へ負担がかかります。
すると、

食欲がない
胃が痛い
お腹を下しやすい

といった症状が現れます。緊張すると胃が痛くなるのは、この五行論でも説明することができます。

季節の変わり目に体調を崩す理由

東洋医学では、季節の変化は「気」の変化でもあります。8月は、五行でいう「土」の時期から「金」の時期へ移る境目です。
土は消化吸収を担う「脾・胃」を司り、金は呼吸や免疫、皮膚を司る「肺・大腸」を担当します。この時期は、湿気、暑さ、冷房、冷たい飲食物といった要因によって脾が弱りやすくなります。
その状態のまま秋を迎えると、肺へ十分な気や栄養を送れず、

秋バテ

喉の乾燥
アレルギー症状
肌荒れ

などの不調につながることがあります。つまり、今の時期に胃腸を整えることは、秋の健康づくりへの準備でもあるのです。

今は「長夏」から「秋」への移行期

東洋医学には「長夏(ちょうか)」という季節があります。長夏とは、季節と季節の間にある調整期間です。
特に立秋前後は、湿度の高さ、暑さが続く、冷房による冷え、冷たい飲み物の摂りすぎなどが重なり、「脾」の働きが弱りやすくなります。
脾が弱ると、

食欲低下
胃もたれ
下痢
むくみ
倦怠感
頭が重い

といった症状が現れやすくなります。「なんとなく疲れが抜けない」という状態は、東洋医学では脾の機能低下が背景にあると考えることがあります。

五行論からみる「土」の特徴

土は「栄養を全身へ運ぶ働き」を担っています。
脾が元気であれば、

食べたものをエネルギーに変える
血を作る
筋肉を養う
水分を適切に巡らせる

ことができます。一方で脾が弱ると前述のような症状がおこりやすくなります。

秋に向けて大切になる「肺」

立秋を過ぎる頃からは、「金」の性質が徐々に強まります。金に属する臓腑は「肺」です。
肺は東洋医学では、

呼吸
皮膚

免疫
水分代謝

とも深く関係しています。暑さが少し落ち着くと、空気は少しずつ乾燥し始めます。
すると、

のどの違和感
空咳
鼻の乾燥
肌の乾燥
アレルギー症状

などが出やすくなる方もいます。つまり8月は胃腸を整えながら秋の乾燥に備える準備期間でもあるのです。

今の時期におすすめの養生法

①冷たいものを摂りすぎない
アイスや冷たい飲み物は胃腸を冷やします。常温の飲み物や温かい汁物を取り入れるだけでも、胃腸への負担を減らすことができます。

②よく噛んで食べる
脾は消化を担当します。早食いは脾への負担を増やすため、一口30回を目安によく噛む習慣を意識しましょう。

③軽く汗をかく
適度な運動は気血の巡りを良くします。ウォーキングや軽いストレッチ程度でも十分です。

④睡眠をしっかり取る
暑さで睡眠不足になると、自律神経の働きにも影響します。エアコンを適切に使い、睡眠環境を整えることが大切です。

⑤胃腸をいたわる食事
この時期には自然由来の甘さがある食べ物がおすすめです。
例えば、トウモロコシ、かぼちゃ、小豆、はとむぎなどは、高い湿度によって身体に溜まった余分な水分を排出すると言われています。

鍼灸は季節の変わり目の体調管理にもおすすめです

東洋医学では、病気になってから治療するだけではなく、「未病(みびょう)」という考え方を大切にしています。
まだ病気ではないけれど、

疲れやすい
胃腸が弱い
むくみやすい
夏バテが続く
身体や頭が休めていない気がする

といった状態を整えることも鍼灸の得意分野です。五行論では、今の時期は「脾」を整えることが、これから迎える秋を元気に過ごすための土台になると考えられています。
鍼灸では、お一人おひとりの体質や体調を丁寧に確認し、その時期に合った施術を行います。

まとめ

東洋医学では、8月は「長夏」から「秋」へ移り変わる重要な季節です。この時期は胃腸を司る「脾」が疲れやすく、その影響でだるさや食欲不振、むくみなどの不調が現れやすくなります。
また、これから迎える秋は「肺」の働きも大切になるため、今のうちから体を整えておくことが重要です。季節に合わせて体をケアすることは、東洋医学の大きな特徴の一つです。
「なんとなく調子が悪い」、「夏バテが長引いている」、「季節の変わり目になると体調を崩しやすい」という方はお気軽にご相談ください。

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